講義録

2018年8月1日 電磁波工学国際会議PIERS2018で招待講演

発表内容の論文原稿を公開します。

提出原稿段階のもので正式ではありませんので、引用の際はお気をつけください。

要点は、
・センサ感度は、GHzパルスとマイクロコイルの組み合わせで、MIセンサの10倍以上アップすることを発見。
・特殊な検波回路を用いると、出力が正弦波特性になることを発見。
・コイルピーク電圧で検波すると、磁気ノイズが消失することを発見。
・以上の独特な出力特性はGHzパルスによるアモルファスワイヤ最表面の電子スピン回転で説明できる。これを、GSR効果と命名。

・講演題目と要約

The Development of a high sensitive micro size magnetic sensor named as GSR sensor excited by GHz pulse current
GHzパルス電流を基礎にした高感度マイクロ磁気センサ“GSRセンサ”の開発

・講演者 本蔵義信(マグネデザイン社長)

・要約

Abstract-We observed GSR (GHz-Spin-Rotation) effect exhibiting high sensitivity which is related to the GHz speed spins rotation in the surface circular magnetic domain. GSR effect gives output coil voltages to increase with the increase with pulse frequency up to 3GHz and the relationship between with the coil voltage V and the magnetic field H expressed by V=Vo sin(πH/2Hm). GSR effect gives non hysteresis and low noise. These futures are explained by the spins rotation not accompanied with domain wall movements. We produced various ASIC (Application-Specified integrated circuit) type GSR sensors and demonstrated better performance than that of commercial GMI sensors. Developed GSR sensor can be suitable for the automotive and medical applications.

要約 著者らは、アモルファスワイヤタイプの高感度磁気センサ分野において、GHzパルス励起によるアモルファスワイヤ表面の電子スピンの高速回転を基礎にした新電磁現象GSR効果を発見した。GSR効果が生みだす特徴は、1)検出コイルの出力電圧はパルス周波数が3GHzまではその増加に伴って増加すること、2)磁界強度との関係はV=Vo sin(πH/2Hm)で示されること、および3)ヒステリシスが消失しノイズも著しく低下することである。この原理に基礎にしてGSRセンサを試作した結果、市販MIセンサの100倍以上性能を得ることができた。自動車や医療分などにおけるIOTサービスへの応用が期待される。

 

 

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